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AutoCAD 材料テキスト出力

AutoCAD 上の材料テキスト(TEXT / MTEXT)を TSV または DXF 経由で BriCal に取り込む手順です。
レギュラー版は LISP(.bundle を ApplicationPlugins へ配置)、LT / 互換 CAD は DXF エクスポートを使用します。

どれを使うか

環境材料リスト変数表
AutoCAD レギュラー版TextToClipboard.bundle.zipTableToClipboard.bundle.zip
AutoCAD LT / 互換 CADDXF 取込(材料 DXF)DXF 取込(変数表 DXF・別ファイル
DocuWorks / PDFテキスト選択コピー → テキスト貼付(座標なし可)(別途 Excel 等から貼付)

LT / 互換 CAD では LISP(Visual LISP)が使えないため、DXF エクスポート → BriCal または小ツールで読込 してください。

セットアップ

各 LISP は .bundle 形式です。ZIP を解凍して ApplicationPlugins へ置くだけで、AutoCAD が起動時に読み込みます。図面ごとに APPLOAD する必要はありません。

配布ファイル:

ZIP を入手する

上のリンクから目的のコマンドをダウンロードします。ZIP を解凍すると {名前}.bundle フォルダが出ます。

ApplicationPlugins へ置く

解凍した .bundle フォルダを次の場所へコピーします。

%AppData%\Autodesk\ApplicationPlugins\

管理者権限は不要です。ユーザープロファイルへ書き込めれば導入できます。

AutoCAD を再起動する

起動後、コマンド名(TextToClipboard / TableToClipboard)を入力して実行します。

bundle の中身

{名前}.bundle\
          ├── PackageContents.xml
          └── Contents\
                └── {名前}.lsp

アンインストール

同じ ApplicationPlugins から対象の .bundle を削除し、AutoCAD を再起動します。

更新

同じ名前の bundle を上書きして AutoCAD を再起動してください。

以前 Support / APPLOAD を使っていた場合

以前 AutoCAD SupportAPPLOAD のスタートアップスイートに同じ LISP を置いていた場合、二重読み込みになります。bundle で動くことを確認したら、Support / スタートアップ側は外してください。

v0.5.7 以降、転置レイアウトの変数表向けに TableToClipboard を更新しています。お使いの環境では bundle の再ダウンロードと AutoCAD 再起動を推奨します(BriCal 通知画面の該当項目からも取得できます)。

使い方(LISP / TSV)

  1. BriCal のデータ画面で対象シート(階層4)を開く
  2. AutoCAD で TextToClipboard コマンドを実行
  3. 材料テキスト (TEXT / MTEXT) を選択
  4. BriCal の CAD 取込テキスト貼付クリップボードから貼付 → 省略材質を選んで取込

DocuWorks / PDF からのテキスト貼付

図面や材料リストを DocuWorks・PDF で開き、テキストとしてコピーした内容を BriCal の CAD 取込へ渡せます(AutoCAD の座標付き TSV は不要)。

  1. DocuWorks(マルチモード)または PDF ビューアで材料行をテキスト選択してコピー
  2. BriCal の CAD 取込テキスト貼付 → 貼り付け/クリップボードから貼付
  3. プレビューで部材行を確認(OCR 誤認識があればここで修正)→ 取込

前提・注意

  • DocuWorks: 元テキストがある文書、または OCR 済み であること(画像のままでは選択不可)
  • PDF: 文字が選べる PDF であること(スキャン画像のみの場合は先に OCR)
  • 原則 1 行 = 1 部材(途中改行・タイトル・注記の混入はプレビューでスキップ/要修正)
  • アプリ内での XDW / PDF ファイル直接読込や画像 OCR は行いません(コピーした平文のみ)

DXF 取込(AutoCAD LT / 互換 CAD)

BriCal 本体の CAD 取込 → DXF ファイル、または DXF 取込小ツール を使用します。 材料リスト DXF と変数表 DXF は別ファイル必須 です。

DXF エクスポート手順

形式: AutoCAD 2018 DXF.dxf)。1 ファイル = 1 図面内容 — 材料リストと変数表は 別ファイル で出力してください。

図面の一部だけを DXF に出力する(推奨)

  1. [ファイル] メニュー → [名前を付けて保存]
  2. [図面に名前を付けて保存][ファイルの種類] で **AutoCAD 2018 DXF (\*.dxf)** を選択
  3. 右上 [ツール][オプション]
  4. [DXF オプション] タブで [オブジェクトを選択] にチェック → [OK]
  5. ファイル名・保存場所を指定して [保存]
  6. プロンプトで DXF に含めるオブジェクト(材料リストや変数表の TEXT / MTEXT 等)を選択

材料リストと変数表は、上記手順で それぞれ別ファイル として出力してください。

> -DXFOUT コマンドでは図面全体が出力される場合があります。部分出力には上記の「名前を付けて保存」を使用してください。

オブジェクト選択の注意(含める / 避ける)

BriCal が読むのは TEXT / MTEXT のみです(ブロック参照内のテキストも可)。枠線(LINE)や寸法線は読みませんが、余計なテキストが混ざると取込精度が下がります。

用途選ぶ範囲避けた方がよいもの
材料リスト DXF部材行の TEXT / MTEXT のみタイトル・注記・製作数・変数表・図面全体
変数表 DXF変数表セルの TEXT / MTEXT のみ材料リスト・表の外のラベル・2 つ以上の変数表
  • 材料リストは 部材フィルタ ON 推奨(BriCal CAD 取込)
  • 変数表は 1 DXF = 1 表。転置レイアウト(ブロック名が横・変数名が縦、BG2 / GB1 等)も 自動判定 または手動で「ブロックが横(転置)」を選択
  • v0.5.7 以降、DXF 由来で 列位置が行ごとにずれる転置表 も認識できます

BriCal での取込

  1. データ画面で対象シート(階層4)を開く
  2. CAD 取込DXF ファイル タブ
  3. 材料リスト DXF を選択(部材フィルタ ON 推奨)
  4. 変数表が必要な場合は 変数表 DXF(別ファイル) を選択
  5. プレビュー確認 → 取込

小ツール(ブラウザ単体)

DXF 取込小ツール で TSV / 変数表グリッドを生成し、コピーまたはダウンロードして BriCal に貼り付けることもできます。ファイルはブラウザ内で処理され、サーバーへ送信されません。

出力形式

X	Y	TEXT
        12345.0	67890.0	2-FLG PL 240×22×1091
        12400.0	67890.0	4-SPL PL 170×16×480 (SS400)
  • 並び順: 左→右(X 列)、各列内は上→下(Y 降順)
  • 2 列レイアウトの例: 左列を上から下へ取り込んだあと、右列を上から下へ取り込む
  • 列の判定は X 座標の近さで自動(*BriCal:ColumnXTolerance* で手動調整も可。未設定時は自動)
  • TextToExcel.lsp との違い: Excel へは書き出さず、座標付き TSV をクリップボードへ出力

動作確認(2 列レイアウト)

  1. 更新した TextToClipboard.bundle を ApplicationPlugins に置き、AutoCAD を再起動する
  2. 左・右 2 列に材料リストがある図面で、全テキストを一括選択して TextToClipboard を実行
  3. クリップボードの TSV で、左列の上→下が続いたあと右列の上→下 になっていることを確認
  4. BriCal の CAD 取込 に貼り付け、プレビュー行順が意図どおりか確認

AutoCAD 材料テキスト取込(テキスト貼付 / DXF)

BriCal アプリ側の CAD 取込機能の概要です(LISP / DocuWorks / PDF / DXF でデータを取得したあとの操作)。

  • データ画面ツールバーの CAD 取込 から テキスト貼付 または DXF ファイル選択
  • テキスト貼付は AutoCAD の座標付き TSV に加え、DocuWorks / PDF 由来の座標なし材料テキストも可
  • 行ごとプレビュー(ok / skipped / error)

取込設定

ダイアログ再開時も保持(プロジェクト切替でリセット)。

  • 省略材質 / 構造種別 / 内訳 / メッキ ON/OFF / Uナット(BN→BNU 変換)/ 付属物名称(本体付属・付属時)
  • 取込方法: 末尾追加(デフォルト)/ 置き換え

員数倍率

プレビュー下部(解析サマリーの左)で設定(デフォルト 1、整数・最小 1)。

  • 図面に 1 箇所分 の材料リストを記載し、「製作数:2」のように 同形状の設置箇所数 を別途示す場合に使用
  • 例: Block1 内に同一部材群が 2 箇所 → 倍率 2 で取込すると、TSV の員数 36 として取り込まれる
  • 取込対象の全行 の員数に一括乗算(寸法・長さは変更しない)
  • プレビュー表の員数列にも倍率適用後の値を表示
  • 階層4員数とは別 — 階層4員数はブロック全体に乗算するため、CAD 取込分だけを倍にしたい場合はこちらを使用

取込後のハイライト(v0.5.7)

取込後、データ表で次のセルが 青色 で表示されます。

  • 変数表で置換された寸法・員数など
  • プレビューで <> から確定した値

修正モード(手入力変更の赤ハイライト)とは別の意味です。青 = CAD 取込由来、赤 = 修正モード ON 後の変更。

材種トークン解析

PL, TCB, BN, BNU, ANCBN, WPIN, DB, NUT, WASH 等 + 図面表記エイリアス:

図面表記材種
コンクリートアンカーANCBN
割ピンWPIN
CH.PLCHPL
B.NBN
PIPESTK
U BOLT / U-BOLTUB
[ 寸法…CH(チャンネル)

変数表による寸法展開

図面に LL1 / LL2 などの変数寸法と、ブロック別の変数表(GB1 / BG2 …)がある場合:

  1. 材料テキストを通常どおり テキスト貼付 または 材料 DXF で取込
  2. 変数表を 変数表 欄に貼付、または 変数表 DXF(別ファイル) を指定

ワークフロー A: Excel から直接

  1. Excel で変数表を作成
  2. セル範囲をコピー → BriCal の 変数表 欄に貼付

ワークフロー B: Excel → CAD → BriCal(推奨: CAD 上の表)

  1. Excel で変数表を作成し、CAD に貼付(TABLE または TEXT 配置)
  2. AutoCAD で TableToClipboard を実行し、変数表の TEXT/MTEXT を選択
  3. クリップボードのタブ区切りグリッドを BriCal の 変数表 欄に貼付

配布ファイル: TableToClipboard.bundle.zip をダウンロードセットアップと同じ手順で ApplicationPlugins へ配置)

> CAD の Ctrl+C だけではセル区切り(タブ)が付かず BriCal に貼れないことがあります。図面上の表は TableToClipboard を使ってください。

ワークフロー C: DXF(LT / 互換 CAD)

  1. 変数表の TEXT/MTEXT のみを「オブジェクトを選択」で DXF 出力
  2. BriCal CAD 取込変数表 DXF を選択
  3. 表の向きは 自動判定。うまくいかない場合は「ブロックが横(転置)」を手動選択

貼付形式(出力例)

従来(変数が横・ブロックが縦)

	L1	L2	L3	L4	t1	LL1	LL2	LL3	LL4	LL5	LL6
        GB1	280	287	372	487	13	487	125	622	428	393	517
        GB2	300	308	361	476	14	476	135	620	417	382	517
        GB3	300	308	361	475	14	475	135	619	416	382	517

転置(ブロックが横・変数が縦)

	BG2	BG3	BG4
        LL1	504	505	503
        LL2	353	357	350
        LL6	517	517	517

> 変数表に寸法線用の列(L1L4t1 等)があっても材料展開に影響しません。材料行が参照する変数(例: LL1LL6)だけがブロックごとに置換されます。

  • 1 行目: 列見出し(左上は空でも可)
  • 2 行目以降: ブロック名 + 各変数の数値(従来)/変数名 + 各ブロックの数値(転置)
  • BriCal はタブ区切り・単一スペース区切り・縦1セル1行(CAD Ctrl+C)にも対応
  • 材料行の員数・寸法・長さにある変数をブロックごとに置換し、同名の階層4シート(なければ作成)へ展開して取込
  • 変数を含まない材料行も、全ブロックへ複製する
  • 変数表が空のときは従来どおり、現在開いている階層4へ取込

その他の解析

  • <> 代替値 — 員数・寸法・長さに <> がある場合、プレビュー表で候補をドロップダウン選択。確定後はデータ表で青ハイライト
  • BN ワッシャー付記 — 末尾 (1-W,1-TW) 等から平座金・テーパーワッシャー枚数を解析

工数算定「要素」の自動設定(取込時)

条件要素
ボルト類購入
本体・下記以外・PL・部材名に FLG/WEB大型
本体・下記以外・その他小型
本体・対傾構/横構加工
本体付属小型
付属加工

AutoCAD から TSV を出力する補助ツール:

セットアップ参照)

対応テキスト例

  • 2-FLG PL 240×22×1091
  • 4-SPL PL 170×16×480 (SS400)
  • 48-TCB M22×90 (S10T)
  • 12-TCB M22×90 (S10T)(2-W)
  • [2 - H 300 x 300 x 10 x 15 x 4000 (SS400)]

x / × / *、半角・全角括弧、スペースの有無はアプリ側で正規化します。